常に時代を先取りする<研究開発>をめざして。
日本ケッチェンでは様々な原料油の水素化処理に対応可能な装置を取りそろえ、お客様のご要望に応じた評価条件で触媒性能を評価しております。
商業装置での様々な運転条件に対応可能な装置構成で、長期間の連続運転が可能であり、長年蓄積してきた豊富な運転ノウハウや試験データに基づく解析モデルにより、商業装置での性能を再現し、お客様に満足いただける評価データを提供しています。
製油所での日々の製品管理で行われている分析はもちろんのこと、触媒開発へのフィードバックや触媒性能モニタリングのための詳細データを得るための様々な分析装置を揃えています。
例えば、2次元ガスクロ(GC×GC ; 右図)では、軽油脱硫反応塔内の深度脱硫反応を油中の分子レベルで詳細に解析することが出来ます。
高性能のポンプや精密な流量計、あるいは高精度の制御装置だけでは商業装置での運転、商業装置での触媒性能を再現することができるわけではありません。
たとえば、下図に示されるような非常に高い相関を得るためには、様々な運転ノウハウと豊富な試験データが必要なのです。特に直脱触媒の評価では、触媒性能に及ぼす運転条件の影響以上に、原料油性状の影響が大きいので、油種ごとの膨大な反応性データが欠かせません。日本ケッチェンの活性評価データと、その解析技術により、重質油処理のような複雑な反応でも、下図のように商業装置での運転を再現できるので、触媒寿命も精度良く予測可能なのです。