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FCC前処理油生産用 次世代触媒 Ketjenfine KF 917 PULSAR(パルサー)を発表

2023/08/29

当社は新製品 KF 917 PULSAR※ 水素化処理触媒を商業化致しました

・PULSAR 触媒プラットフォームの基幹技術を活用
・高い脱硫・脱窒素性能と優れた安定性を提供
・FCC前処理油生産用の次世代水素化処理触媒

重質原料油※※の水素化処理における水素化脱硫・水素化脱窒素性能を高め、安定性を強化

当社の水素化処理技術は、厳しい環境規制の下、製油所の生産効率化や経済性改善を支えています。お客様のニーズは常に進化し続けており、課題解決策の提供が求められています。KF 917 PULSAR は、こうしたお客様の課題を解決するために開発された優れた技術を用いた最新の製品です

KF 917 PULSAR は、活性金属の分散性を高め、かつ、凝集を抑制した高度な活性点制御技術を採用することにより高い脱硫性能と性能の安定性改善を実現しました。また重質原料油に含まれるバナジウム、ニッケル、鉄、シリコン、ヒ素等の被毒物質は脱硫触媒の性能を低下させますが、当社ガード触媒技術との組合せにより、これら被毒物質が安定的に除去されることで性能劣化が抑えられ、水素化脱硫装置の長期にわたる安定操業が可能となります。

※PULSAR:新規触媒技術プラットフォームであり、活性金属の分散性と効率性が極めて高い新規の活性点技術。高い水素化脱硫、脱窒素性能並びに性能安定性が実現できます

※※重質原料油:主に減圧蒸留装置から得られる重質軽油、ならびに流動接触分解(FCC)、コーカー等の熱分解装置から得られる分解軽油

製品および日本ケッチェンの触媒技術に関するお問い合わせは、弊社の営業部担当者もしくはオンライン(https://www.nippon-ketjen.co.jp/contact.php)にてお寄せください。